目次
デザインシンキング(Design Thinking)
- 出発点:人(ユーザー)の課題やニーズ
- 目的:問題を解決すること
- プロセス:共感 → 定義 → 発想 → プロトタイプ → テスト
- 特徴:
- ユーザー視点を徹底的に重視
- 多様なアイデアを出して試行錯誤
- 実用性や実現可能性を重視
- 例:使いやすいアプリ、生活を便利にするサービス、顧客満足度を高める新製品
アートシンキング(Art Thinking)
- 出発点:自分自身の内側の問い、ビジョンや感性
- 目的:まだ誰も気づいていない価値を創造すること
- プロセス:自己探究 → コンセプト創出 → 世界観の提示 → 社会との対話
- 特徴:
- 問題解決よりも「新しい問題提起」をする
- ユニークさ、独自性を重視
- アーティストのように「まだ存在しないもの」を生み出す
- 例:社会の見方を変える作品、誰も思いつかないサービスの概念、文化を動かすアイデア
違いのまとめ
- デザインシンキング:**「既存の問題を解決する」**ための思考法
- アートシンキング:**「まだ見ぬ未来や価値を提示する」**ための思考法
教育や子育てに置き換えると、
- デザインシンキング的アプローチは「子どもが抱える課題をどう解決するか」。
- アートシンキング的アプローチは「子どもが自分だけの問いや表現を生み出す力をどう育むか」。