英語教育はいつから

1. 日本語の基盤が最優先

子どもにとって最初に育むべきは母語(日本語)です。
日本語の語彙や文法、思考力がしっかり育っていないと、英語を学んでも「音の暗記」に終わってしまい、深い理解や応用力にはつながりません。母語が思考の土台であり、すべての学びの基礎になります。


2. 幼児期に大切なのは「体験と言葉の結びつき」

小さいうちに英語を「詰め込む」よりも、まずは遊びや生活体験を通して 「ことば=意味」 をしっかり結びつけることが重要です。
例えば、「雨が降ってきたね」と親子で体感を共有することが、言葉を理解する力を育てます。こうした土台があると、英語の習得も格段にスムーズになります。


3. 英語は「聞ける耳」を育てれば十分

幼児期から外国語の音に触れておくことは確かにメリットがあります。しかし、それは「英語を勉強する」こととは別です。歌や絵本、アニメを通して楽しむ程度で十分。焦って文法や単語を暗記させる必要はありません。


4. 本当に必要なのは小学校高学年以降

抽象的な思考力が育ち、母語の読み書きが安定してからこそ、英語のルール理解や文章読解に取り組めます。
この段階で始めても遅すぎることはありません。むしろ「日本語を武器にして英語を学ぶ」ことが可能になります。

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