目次
1. 「褒める」と「事実を認める」の違い
- 褒める
「すごいね」「よくできたね」といった言葉は一時的な喜びやモチベーションを与えます。
しかし、「褒められるために行動する」依存的な姿勢に傾きやすいのです。 - 事実を認める
「期限通りに資料を提出したね」「この説明は相手が理解しやすい構成になっている」など、具体的な事実を示します。本人は「自分の努力や工夫が具体的に役立った」と認識でき、自律的な成長のエネルギーとなります。
2. 成長への影響の違い
- 褒められる成長
外発的動機づけに依存。
→ 上司に評価されることが行動の基準となり、自分で課題を見つける力が育ちにくい。
→ 「もっと褒めてもらうためには…」と、目線が外部に向かう。 - 事実を認められる成長
内発的動機づけを強化。
→ 自分の行動や工夫が「成果にどう結びついたか」が明確になる。
→ それが次の改善・挑戦のヒントになる。
3. 実践例
- 褒める:
「この資料、よくできてるね!」 - 認める:
「この資料はグラフの色分けが明確で、数字がすぐに頭に入ってくる。だから会議での議論がスムーズに進んだよ。」
後者の方が「どこが良かったのか」が具体的で、部下自身が次の仕事で再現・発展させることができます。
4. 結論
部下の成長を促すには、「褒める」より「事実を認める」ことが重要です。
褒めることは一時的なモチベーションにはなるものの、長期的には依存を生みかねません。
一方、事実認識は部下に「自分の努力や工夫が価値を持った」と実感させ、内発的な成長を引き出します。
子育てにも同じことが言えそうですね。