日本の大学入試では計算機の持ち込みは認められていませんが、海外の大学入試や高校卒業試験では関数電卓を使うことができる国があります。例えばアメリカのSATやイギリスのAレベル、国際バカロレア(IB)などでは、指数・対数、三角関数、統計処理まで計算機で行うことが認められています。
その結果、試験で求められる力が日本とは大きく異なります。
- 日本:細かな計算過程まで自力で行うことが重視される。
- 海外:複雑な計算は電卓に任せ、その結果をどう解釈し、どう使うかという「思考力」「応用力」が問われる。
つまり、**「手計算力」よりも「数理的に考え、判断する力」**が評価されるのです。
こうした背景から、教育用関数電卓の需要は非常に高く、世界中で使われています。その中で、
- 操作が分かりやすい
- 耐久性がある
- 機能が教育現場に最適化されている
といった理由から、カシオ製の関数電卓が世界的にスタンダードとなり、圧倒的なシェアを誇っているのです。いずれ日本でも持ち込み可能な時代が来るかも。